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2025年10月 稽古日誌~万有愛護~

  • 執筆者の写真: t7189865
    t7189865
  • 10月12日
  • 読了時間: 22分

更新日:10月30日


10月の眼目

◎受け取りともに、相手のエネルギーを全身で感受し、相手と一体になる

◎相対する時には相手の体全体を見る(どこを見るかは技の完成において極めて重要)

◎「礼→構え→技→残心→礼」において体勢を一定に保つことが重要


稽古日誌100

日付:2025年10月1日(水)

場所:子安市民センター

参加人数:13人

特集:肩取り

技のポイント

◎肩取り第二教

・転身動作で受けをよく吊りだして、崩しを入れてから二教をかける

・裏は取りの正中線の前で二教を極める

◎正面打ち入り身投げ

・入り身では受けと取りの身体が離れすぎないように、しっかりと密着する

◎片手取り四方投げ

・受けの手を持ち、二歩進み、正中線を意識し、斬り上げて、転換して斬り下ろす

◎正面打ち第一教

・受けの正面打ちの機先を制して素早く入り身する

◎肩取り四方投げ変化技

・取られた肩の接点にある受けの手を下からつかみ(手鏡の手にて)、肘を制しながら四方投げ

◎肩取り呼吸法

・取りの正中線に手刀を入れ、腰を落として体を崩し、呼吸法

◎肩取り小手返し

・四方投げの要領で入り身して、受けの手刀を円の中に巻き込み、その流れで小手返し

◎肩取り肘決め

・受けが取りの肩を取ってくる流れをそのままに活かして、肘を巻き抱えて、極め落とす


稽古日誌101

日付:2025年10月2日(木)

場所:ひよどり山中学

参加人数:23人(うち体験1人)

特集:片手取り

技のポイント

◎片手取りすみ落とし

・姿勢をキープするため、目線と姿勢に注意して技を行う

◎正面打ち第一教

・打ち込んでくる受けの手刀の機先を制して、すばやく入身する。この際腕はやや吊り上げる

・取りは手刀をしっかり下して、崩しをいれる

・姿勢をキープするために、目線をしっかり受けに向ける

◎片手取り四方投げ

・手を持ち、後足から二歩踏み込み、斬り返して四方投げ

◎片手取り入り身投げ

・入身の際は受けとの接点を下から斬り、手を外側から持ち変える

◎片手取り小手返し

・入身の際は受けとの接点を上から斬り、手を小手返しの形に持ち変える

◎片手取り呼吸法

・転換と同時に腰を垂直に下げ、受けの体をしっかりと崩す。

・腰と手を正中線の前で上方に向かってあげる。

・投げは力で行わず、上方にあげた手を受けの身体にふんわりと下すイメージで行う


稽古日誌102

日付:2025年10月5日(日)

場所:エスフォリトアリーナ

参加人数:21人

今日の発見(today’s  discovery)

一教~五教の入り身において添える手は受けの二の腕あたりだとしっかりと極まる

・呼吸法における投げの形は、開祖の銅像や映像によく用いれられている

特集:正面打ち

技のポイント

◎片手取りすみ落とし

・受け取りがー体となり、裏三角に体を沈めていくイメージ

◎片手取り四方投げ

・後足から二歩進み、正中線から逆袈裟切りに斬り上げ、転換してからも正中線で斬り下ろす

◎片手取り第一教

・転身で受けを取りの方に吊り出し、受けの正中線に一教をかける

・取りは常に体勢を崩さないように目線をしっかりと意識することが重要

◎片手取り回転投げ

・受けの手を伸び伸びと斜め上方に上げることで崩しをいれる

・受けの脇の下に入り素早く転換し、手の上下の回転動作で受けの体勢を崩し、手と後頭部を抑える

◎片手取り自由技

・「四方投げ、入り身投げ、小手返し、回転投げ、天秤投げ、呼吸法」を滞ることなく行えるようにする

◎両手取り呼吸法

・転換し、臍下丹田から腰を鎮め崩しを入れる

・片手は臍下丹田の前、片手は上方に大きく上げて受けの体を崩してから、体を受けに預けて投げる

◎正面打ち入り身投げ

・受けの背中側にしっかりと密着しながら入りると同時に受けの首を手でロックする

・転換で崩す際には股関節と膝を柔らかくして腰を正中線の前でしっかりと落とす

・投げるときは後足を出しながら、手は旋回をいれつつ、優しく投げる

◎正面打ち第一教

・受けに打ち込まれる前に、受けの手刀を斬り上げる

◎正面打ち小手返し

・受けの背中側に入身し、受けの腕の側面からなでおろし、受けの小手を制する

・抜力し、呼吸力(投げの時は息を吐く)で行うことが重要

・目線を意識しつつ、姿勢を崩さないことが重要

◎正面打ち第二教~四教

・一教と同様に崩した後の手の持ち変えをしっかりと行えるように繰り返し稽古する

◎正面打ち自由技

・「四方投げ、入り身投げ、小手返し、回転投げ、呼吸投げ、呼吸法」を流水の如く行う


稽古日誌103

日付:2025年10月6日(月)

場所:子安市民センター

参加人数:16人(内体験者2人)

今日の発見(today’s  discovery)

一教~五教の入り身において添える手は受けの二の腕あたりが良い

・呼吸法における投げの形は開祖のフォームを参考にすると良い

特集:交差取り

技のポイント

◎片手取りすみ落とし

・受けの裏三角に取りのエネルギーを注入する

◎片手取り四方投げ

・受けのに対して90度の角度に入り身し四方投げをする方法もある

◎横面打ち四方投げ

・受けの横面のスピード・方向性と一体となって四方投げを行う

◎正面打ち入り身投げ

・受けの背中に密着するように入身し、受けの肩を制する

・崩しの際は深く腰を落とし、しっかりと崩しを入れてから、投げ放つ

◎正面打ち第一教

・受けの手刀と二の腕をしっかりと捉える

◎肩取り第二教

・受けを転身で吊り出し、しつかりと崩しを入れる

・裏で二教を極める際は、受けと取りの正中線をきちんと結ぶ

◎交差取り四方投げ

・入り身の際に受けを十分に吊りだしながら受けの方向性と一つになる

・体変更の際は正中線で斬り上げ、正中線で斬り下ろす

◎交差取り第一教

・受けの手の甲をつかみ、受けの力のベクトルとぶつからないように腕を上げ、間合いを詰め、手刀と二の腕を制する

◎交差取り第二教

・入り身で受けの体勢を崩してから掌の中で受けの手首を持ち変えて二教

・二教は手首の持ち変えが最大のポイント

◎交差取り回転投げ

・受けの手を掴みとるというよりも、接点を腰のひねりによって斬るイメージで行う

◎交差取り呼吸法

・握られた手はそのままに、肘の下方向に崩しを入れ、受けの正中線に体を入れて崩す

◎交差取り呼吸投げ

・肘を下げ、指先を天に向けて、一気に受けの背中側の方向て転換し、前方に呼吸投げ

◎交差取り自由技

・「四方、入り身、小手返し、回転投げ、呼吸法、呼吸投げ」を流れる川の如く行う


稽古日誌104

日付:2025年10月8日(水)

場所:大和田市民センター

参加人数:11人

今日の発見(today’s  discovery)

一教~五教の入り身において添える手は受けの二の腕あたり

・両手取り小手返し変化技は「手鏡」で自分の顔を見るが如く行う

・呼吸法は息を吸いながら入身し、息を吐きながら投げる

特集:両手取り

技のポイント

◎片手取りすみ落とし

・目付きは、受けの背景全体を見ることで体が安定する

◎両手取り天地投げ

・天の手は旋回させて受けの手中に入っていくようにイメージする

・地の手はなるべく動かさずに下方向に崩しを入れる

◎両手取り第一教

・手を重ねて転身で崩しを入れて、受けの片手を引き離しながら、一教をかける

◎両手取り入り身投げ

・片手を斬る際、手で操作するのではなく、腰のひねりで斬るようにする

◎両手取り四方投げ

・片手取り四方投げと同じ要領にて行う

◎両手取り第二教

・手を重ねて転身で崩しを入れてから、一教の崩しを利用し、二教の手に持ち変える

◎両手取り第三教

・手を重ねて転身で崩しを入れてから、一教の崩しを利用し、三教の手に持ち変える

◎両手取り回転投げ

・上の手は天地投げの上の手と同じで、下の手は腰のひねりで手を斬る

・受けの脇の下をすばやく通り、腕を大きくと上下に回転させて、回転投げを放つ

◎両手取り小手返し変化技

・手鏡を見るように手を重ね、小手を返して、ひねり投げる

◎両手取り呼吸法

・受けの側面に入り、

◎両手取り呼吸投げ

・手を開き、受けの脇を開けて、崩しを入れる

・一教での手とすみ落としの手で取りの背中側に投げる


稽古日誌105

日付:2025年10月9日(木)

場所:ひよどり山中学

参加人数:20人

今日の発見(today’s  discovery)

両手取り小手返し変化形は手を持った後転換して落とす(両手取り小手返し変化は手鏡を見る如く)

すみ落としも四方投げも前方回転での受身が可能

特集:前方投げ

技のポイント

◎片手取りすみ落とし

・技の際に手を見ずに受けの背景全体をみるようにすると、受けの身体の軸が安定する

◎正面打ち入り身投げ

・受けの背中にしっかりと入り身して肩に手を添えて、腰を下げて受けを導きだしてから投げる

◎正面打ち第一教

・受けの二の腕と手刀を捉えて、刀を斬り下ろすように一教をかける

・受けの手刀のエネルギーを全身で感じながら技をかける

◎諸手取り呼吸法

・大地からマグマが噴出するイメージで腕を天に上げ、受けの体勢が崩れたら、自重を受けに被せる


稽古日誌106

日付:2025年10月10日(金)

場所:子安市民センター

参加人数:22人(内ゲスト参加3人)

今日の発見(today’s  discovery)

両手取り小手返し変化形は手を持った後に転換して落とす

呼吸とは相手の呼吸に合わせることである

特集:5級技

技のポイント

◎片手取りすみ落とし

・柔らかく入身し、呼吸とともに受けの裏三角に落とす

◎片手取り四方投げ

・後足から二歩進み、受けの正中線と取りの正中線を一致させてから、斬り上げ、正中線に斬り落とす

◎正面打ち第一教

・肘を制する際にやや受け側に押し上げてから一教をかける

・抑えで崩していく際は受けの背中の中央を見る

◎肩取り第二教

・転身で崩しを入れてから二教をかける

◎両手取り呼吸法(座技)

・受けの両肩に指先からのエネルギーを注入することで崩しを入れる

◎正面打ち入り身投げ

・転換の時に腰を落とすことでしっかりと崩しを入れる

・首をしっかりと捉えて、受けを導く


稽古日誌107

日付:2025年10月11日(土)

場所:子安市民センター

参加人数:24人(内ゲスト参加5人)

今日の発見(today’s  discovery)

・相対する際の目線は受けの背景を見るようにし、技の中では受けの正中線を見る

・回転投げの入り身前の形は、四方投げの入身前の形と同じ

特集:5級技

技のポイント

◎片手取りすみ落とし

・逆半身で前に出ている手と足を横に平行移動しつつ、受けに崩しをかける

・受けの肘に手を添えつつ、後足を受けのお腹側に進める

・受けの裏三角に落とすように意識する

 ◎正面打ち入り身投げ

・受けは剣を振り上げ剣を臍下丹田まで振り下ろすように行う

・受けの手刀を取りの手刀で導き下す

・受けの背後に密着するように入り身し、受けの首筋を捉える

・導いた手刀をさらに転換で導くと同時に腰を落とし、受けの体勢に崩しを入れる

・取りの手刀を受けに多い被せるようにし、後足を取りの方向にすすめ、投げる

 ◎正面打ち第一教

・受けの手刀の攻撃を取りは手刀でわずかに受け入れ、やや上方向に導き返す

・手刀でない方の手で受けの二の腕をしっかりと捉える(握ると居着くので添える)

・手刀と二の腕に添えた手の二点を支点にして、受けの正中線に斬りこむ

・抑えの際は、手は受けの手首と肘をとらえ、膝は受けのみぞおちと手首に添える

・抑えの際は受けの背中の中央に目線を向ける

 ◎座技両手取り呼吸法

・受けと取りは拳一個分を開けて座る

・突き出した手の中に臍下丹田から出されるエネルギーを入れ、受けの肩口に放出する

・崩れたら倒したい方向に向けて、手を天地の方向に開く

・残心の際は大きく手を広げ、受けが起き上がってこないようにする


稽古日誌108

日付:2025年10月12日(日)

場所:冨士森体育館

参加人数:31人(北八王子道場のみの人数)

特集:ミハイ先生特別稽古 諸手取り特集

今日の発見(today’s  discovery)

・「相手とのつながり」や「全身で技を受け止める」という意識を強く高くもつことが上達のコツ

・呼吸とは受けと取りとのつながりである。つながる感覚が重要 ・自由技は四方投げ、小手返し、入り身呼吸投げなど、覚えやすい形から覚え、少しずつ増やすと良い

・受けとの接点に目が向くと居着いてしまうので、常に受け全体を見ること。点ではなく面で見る

・受けは取りと離れないように半身をキープしながら付いていく(片手取りの転換動作により稽古する)

・柔軟性や、体幹は毎日合気道を集中して行うことで自然と鍛えられていく

技のポイント

◎準備体操、受け身

・片足立ちになり横に手をつくことでバランス感覚が養成される

・手刀を合わせ一教をかける。受身は取りのエネルギーを肚で受けて手を畳につく。受け取り互いに

・お尻を畳につけて、上半身と足を上げ、V字の状態を維持することで受身で大切な体幹が養成される

・足を揃えて立った状態からゆっくりと後方に反り、横受身を行う

・横受身は帯の上を腰が通るように行う。大木が横に転がるようにする

◎諸手取り呼吸法

・受けに掴まれたら、エネルギーのベクトルを上方に持っていくことで崩しをしっかり入れる

・投げるときは腕力に頼らずに、体の重さで投げる

◎諸手取り第一教

・取りは手刀を振りかぶりながら前足を開き、受けの肘と手首を制する

・裏の場合、取りは前足を受けの側面に進め、転換しながら手刀を振りかぶり、前足を引いて手刀を振り下ろし小手を掴み、一教をかける

・一教は受けの小手と肘を通して、受けの身体全体を崩す

◎諸手取り入り身投げ

・取りは手刀を振りかぶり、前足から受けの側面に入身しながら転換する。前足を引きながら手刀を振り下ろす。さらに転換して手刀を振り上げて受けを肩口に導く

◎諸手取り第二教

・前足を開きながら手刀を振りかぶり、肘と手首を制する

・受けの腕を斬り下ろしてから、受けの小手を回して握り替えて、手首関節を制する

◎諸手取り小手返し

・手刀を振りかぶりながら転換し、前足を引きながら手刀を振り下ろして、受けの小手を制する


稽古日誌109

日付:2025年10月13日(月)

場所:冨士森体育館

参加人数:22人

特集:諸手取り

今日の発見(today’s  discovery)

・諸手取りは手を上げてから転換し、手を下すパターンと下げた状態から転換し、当身を当てるパターンがある。

技のポイント

◎片手取りすみ落とし

・受けは後方受け身、横受身、前方受身など多様に受けを取れるが、取りのエネルギーや方向性を見てその都度、判断する

◎諸手取り呼吸法

①最初の状態からやや少し受けの背中側に足を踏み込み、呼吸法を行う

②転換してから、呼吸法を行う

③転換し、手刀を上げ、さらに巻き込んで呼吸法を行う

◎諸手取り第一教

・手を下した状態から転換し手を上げて一教をかける

◎諸手取り第二教

・手を上げた状態(当身)から転換し手を下げて、手首を捉えて、二教をかける

◎諸手取り入り身投げ

・転換し、手をつかみ、入り身投げを行う

◎諸手取り小手返し

・当身をして、転換してから諸手取り小手返し

◎諸手取り自由技

「四方→正面打ち入り身投げ→小手返し→回転投げ→呼吸法→天秤投げ→十字絡み→一教」

を川の流れのように行う


稽古日誌110

日付:2025年10月15日(水)

場所:子安市民センター

参加人数:18人

特集:後ろ両手取り

今日の発見(today’s  discovery)

・後ろ両手取りは、取りの目が届かない背中側でつかまれるため、受けが掴むタイミングを察して技をかけることが重要。早すぎず、遅すぎず

・後ろ両手取りで受けを上方に吊りだす際は、受けの身長を勘案しながら、接点が離れないように気を付ける

技のポイント

◎片手取りすみ落とし

・相手を受け入れる気持ちで行うと抵抗なく技がかけられる

◎片手取り四方投げ

・手を添えて、後足から二歩進んで緩みを取る。

・逆袈裟切りの要領で体変更し、受けの肩のところに手を付け、受けの指の方向に優しく落とす

◎両手取り呼吸法(座技)

・指先を受けの肩口に向けて構える(この時に両手に十分気を通しておく)

・脇の下を締め、受けの肩口に向けて数センチ、腰からエネルギーを伝える。

・受けが崩れたら下の手は下に上の手は旋回させて左右に導く

・残心の際は掌を上にむけて、腕力ではなく、自重をのせておく

◎後ろ両手取り(受けと取りの基本的な動き)

・構えの際は両手刀を組み合わせ、受け側が手刀をおろし、後ろ両手首をとりにいく

・最初に掴まれる手(以下①の手と記載)、はそのままに、次に掴まれる手(以下②の手と記載)は後足の進行とともについていく

・①の手と②の手ともに受けに引っ張られないように持たれた際は足の腿のあたりに自然に位置する

・②の手で受けを吊りだす際は、早すぎると手が繋がらない。遅すぎると手をひっぱられるので、受けの手の掴み具合をよく感じ取りながら、受けを吊りだす

◎後ろ両手取り呼吸法(前方投げ)

・②の手をつかまれたら、両手を上に上げていき、受けを吊りだし、腰をまげて、受けを投げる。この際に受けの身長等を勘案しながら行わないと接点が切れてしまうので注意

◎後ろ両手取り第一教

・受けを吊りだすために出した足を一歩引きながら、取りはお辞儀をし、受けを崩す

・受けを崩したら、受けの肘を制し、手首は第二教の形に持ち変え、受けを崩していく ◎後ろ両手取り回転投げ

・第一教で肘を制した手を回転投げの手法で回して、投げる

◎後ろ両手取り小手返しA

・②の手をつかまれたら、受けの方に向き直り②の手の小手を捉えて、小手返し

◎後ろ両手取り小手返しB

・②の手をつかまれたら後ろ手で①の手で②の手の甲をつかむ。②の手は上方向に上げ受けの手を斬る

・後ろ手で小手を掴めたら、受けの方に身体を向けて、正中線で小手返し

 

稽古日誌111

日付:2025年10月16日(木)

場所:ひよどり山中学

参加人数:22人(内体験者:1人)

特集:後ろ取り(両手、両肘、両肩)

今日の発見(today’s  discovery)

・後ろ両手取り呼吸法は受けに向き直った時に体勢が窮屈になるので転身で足を入れ替えると良い

・後ろ両手取りは後ろに体を引っ張られないように太ももの位置に手を置く

・後ろ受身は受身を取る際に足を大きく蹴り上げ、足が着いたらその足を軸に立ち上がる

技のポイント

◎片手取りすみ落とし

・前足と前の手を横にスライドさせることで受けの体勢に崩しを入れる

・後ろの足を前進させると同時に、後ろの手で受けの肘の内側を捉え、さらに崩す

・裏三角に落とし込むように意識することが大切

・技全般において目線は接点に集中することなく、受け身の身体全体を捉える

◎後ろ両手取り呼吸投げ

・最初に取られた手(以下、手①と表記)と後から取られた手(以下手②と表記)は身体の後ろにいくと引っ張られてしまうので、後足を前に出すと同時に手①と手②は取りの太ももに位置付ける

・後足を出すタイミングは丁度、手②が捕まえられる瞬間。早すぎず遅すぎずが肝要

・手②を掴まれて足を前に出したら、大きな風船が体の前で開くように両手を上昇させる。

・両手が上昇する際に高すぎると受けとの接点が切れてしまうので注意

・手の指先を前にし、股関節と膝を柔らかく使って、腰からお辞儀し、投げる

◎後ろ両肘取り呼吸投げ

・手②を掴まれたら、足の踏み出しとともに腰から投げる

◎後ろ両肩取り呼吸投げ(座技)

・両肩を取られたら、斜め右前にお辞儀して、呼吸投げ

◎後ろ両肩取り第一教(座技)

・座技で後ろから両肩を取られて、倒される。

・取りは猫のように丸くうつぶせになった状態から素早く立ち上がり、肩に掴まれている手の肘と手首を捉えて一教をかける

◎後ろ両手取り呼吸法

・手②を取られてから受けの方に向き直るが、そのまま呼吸法を行うと窮屈な形になる

・受け向きなおるときに、転身で足を入れ替えてから呼吸法を行う


稽古日誌112

日付:2025年10月19日(日)

場所:冨士森体育館

参加人数:22人

特記事項:第46回合気道大会(第79回市民スポーツ大会)

今日の発見(today’s  discovery)

・武道人口の減少の流れがある中、合気道の人口は若年層において増えつつある

・合気道は世の中に求めれられる武道

・現代社会は安全な社会であるが、合気道から様々な危険に対する「リスク回避」を学ぶことができる

・「礼」は刀を持ったもの同士が互いに安全であることを担保するための方法であり、心を込めて行うことが重要である。

・合気道の稽古により、「礼節」を学ぶことができる

・取りは受けの身体あるいは背景全体を見ることで、正しく稽古を行うことができる

・受け身の後はすばやく取りに攻撃する態勢にはいる

・取りは受けとの、受けは取りとのつながりを意識して稽古することが重要


稽古日誌113

日付:2025年10月20日(月)

場所:子安市民センター

参加人数:16人

特記事項:自主稽古のため、5級技、4級技の復習をする

今日の発見(today’s  discovery)

・吸う息で受けのエネルギーを吸収し、吐く息で受けにエネルギーを伝える

・正しい姿勢は正しい目付きから、広く遠く目線を向け、大きな合気道を心がける

◎片手取り四方投げ

・後足から二歩進み、緩みを十分にとる

・中心線で受けの手を伸ばしたら、逆袈裟切りの形を行いつつ体変更を行う

・受けの手の指先の方向に斬り下ろす

◎正面打ち入り身投げ

・受けの背面に密着して入り身し、受けの肩口をしっかり抑える

・転換し、取りの正中線に受けの体を落とし、上がってきたところを、投げる

◎正面打ち一教

・受けの手刀の流れを素早く制する

・肘と手刀を制し崩しを入れたら、受けの身体の中央を見ながらさらに崩しを入れる

◎横面打ち四方投げ

・直線的動きで受けの横面打ちをしっかりと捉え、足を出し当身を入れる

・転身で足を引きながら、受けの手刀を斬り下げる

・手刀の流れを活かしながら入り身をする

・裏は目線を逆方向に素早く向ける

◎肩取り第二教

・転身の動きで、受けの体を腰から導き出す

・二教の握りをキープして入り身をする

・裏はしっかりと第二教の形にすることが重要


稽古日誌114

日付:2025年10月22日(水)

場所:大和田市民センター

参加人数:12人

特集:後ろ取り

今日の発見(today’s  discovery)

合気道は優しく優しく行うこと

呼吸法、呼吸投げは息を止めないこと

・手をつかむと居着いてしまうので、手は添える程度で導くと良い

片手取りすみ落とし

・力まずにふわりと技をかける

後ろ両手取り呼吸投げ

・受けは小指と薬指と親指でしっかりと手を取り、腰もしっかりつかむために落とす

・受けは手を掴まれたときに後ろに引かれないように、太ももの前に手を置くことが大切

・取りは後から掴まれる手が掴まれるタイミングで足を出し、受けの体を吊りだす

・受けの体を吊りだしたら、受けが手が離れないことに気をつけながら腕を上にあげてから腰を曲げて投げる

◎後ろ両肘取り呼吸投げ

・受けと呼吸を合わせながら、投げる

◎後ろ両肩取り呼吸投げ

・最初に肩を掴まれるが、顔面を攻撃される可能性があるので、手を上げ防御する

・後から持たれた方を受けが抑えたら、斜め前に向かって深くお辞儀をして投げる

◎後ろ両肩取り第一教

・取りは最初に取られた肩から後ろに引っ張られて、倒される

・倒された後に素早く立ち上がると同時に一教をかける

◎正面打ち入り身投げ

・正面打ち攻撃の線を活かし、斬り下げる

◎片手取り四方投げ

・受けの手を傷めないように優しい気持ちを持ちながら、四方投げを行う

◎正面打ち第一教

・受けの正面打ちを摺り上げ、優しく斬り下ろす

◎両手取り呼吸法(座技)

・受けは取りの流れについていくが、手首は離れないように、しっかりとつかむ


稽古日誌115

日付:2025年10月23日(木)

場所:ひよどり山中学

参加人数:30人

特集:両手取り

今日の発見(today’s  discovery)

乱取りは近い人から捌いていく

片手取りすみ落とし

・受け取りともに一体化するイメージで行う

・受け身は横受身をして、取りの方に向きなおる

◎片手取り四方投げ

・手を添えて後ろから二歩歩き、振り返って四方投げ

◎座技両手取り呼吸法

・相手と一体化することをイメージする

◎両手取り呼吸投げ

・受けが立ち上がってきたらすぐに歩み寄り投げる

◎両手取り四方投げ

・転身をしてから四方投げ


稽古日誌116

日付:2025年10月24日(金)

場所:子安市民センター

参加人数:19人

特集:両手取り、後ろ取り

今日の発見(today’s  discovery)

合気道の技は大きく大きく行うと良い

片手取りすみ落とし

・崩しのポイントに身体を落としていく

◎両手取り天地投げ

・下の手はすみ落としの要領で、上の手は手の内に入っていくように旋回して、腰から投げる

◎両手取り第一教

・転身で崩しを入れて一教をかける

◎両手取り入り身投げ

・一教の崩しを入れて受けの背中側に入り投げる

◎両手取り呼吸法

・受けと一体となることを意識する

◎後ろ両手取り呼吸投げ

・受けに手を取られるタイミングで前につり出し、両手を上に上げ、腰から投げる

◎後ろ両肩取り呼吸投げ

・後ろ両手取りと同様、呼吸力とタイミングが重要

◎後ろ両肩取り第一教

・正座の状態で後ろに倒されるところを、素早く起き上がって一教を極める

◎後ろ両手取り小手返し

・後ろ手で小手を掴み、向きなおって小手返しを極める


稽古日誌117

日付:2025年10月29日(木)

場所:大和田市民センター

参加人数:14人

特集:五級、四級審査技

今日の発見(today’s  discovery)

・ない三原則「押さない、引っ張らない、掴まない」

◎礼法

・足の親指を重ねる

・正面に礼をする際は深く、相対する場合は相手が視野に入るように腰を曲げる(相手の気配に注意)

・手を着くときには両手同時に下げる

・親指と人差し指でつくる三角形に鼻をいれるように行う

片手取り四方投げ

・手を添え二歩進むが進む角度を1時半にするか3時の方角にするか、受けとの呼吸により柔軟に行う

◎正面打ち入り身投げ

・受けの背中に入る際はしっかりと密着して首を捉える

・腰で導き腰で投げる

・手刀は伸び伸びと伸ばし、優しく柔らかく受けを導く

◎正面打ち第一教

・受けの正面打ちを斬り下げたら、受けの背中を見て二歩で崩す

・裏の際は、片足を軸にらせん状に導くが、取りの正中線の前で導き下す

◎両手取り呼吸法

・受けの両肩をつかみにいくようにして、入り身を入れる

◎肩取り第二教

・転身で受けの体を導き出す

・裏は取りと受けの正中線を合わせてから決める

◎横面打ち四方投げ

・受けは相半身の状態から手刀を取りの横面に放つと同時に足をだす

・取りは入身の際に受けの横面打ちを直線的にしっかりと捉えると同時に当身を入れる

・転身で受けを崩した後に、軌道を活かして入り身する

・横面打ちの入身は1時の方向よりも三時の方角に足を運ぶ方がよい

・裏で転身する際はやや受けから外側に離れるように行うとスムーズに受けを導くことができる


古日誌118

日付:2025年10月30日(木)

場所:ひよどり山中学

参加人数:35人

特集:五級審査技

今日の発見(today’s  discovery)

・横受身においては倒れる直前まで取りを見て、倒れたあとも速やかに取りを見つめ返すと良い

片手取りすみ落とし

・横受身は受けに気持ちを向け続けることによって、すぐに受けに立ち向かっていくことができる

◎片手取り回転投げ

・受けの脇を開いたら、すばやく受けの手をくぐり足を引いて受けを崩す

・受けの手をロックしたら。腰と手を連動させて、平行に投げる

◎両手取り呼吸法

・受けの両肩をつかみにいって、左右に投げる

◎正面打ち入り身投げ

・受けの背中側にすばやく入り、受けに密着し、受けの襟首を捉える

・膝と股関節を柔軟に使用し受けを取りの正中線に前に落とす。

・受けが立ち上がってきたところを手と足を連動させて投げを放つ

◎正面打ち小手返し

・受けの背中側に入身し、受けの手刀を導き下しつつ、受けの小手を掴む

・受けと取りの正中線をしっかり合わせてから小手を返す

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2025年11月 稽古日誌~万有愛護~

11月の眼目 ◎肚からエネルギーを出すことを意識する(肚で考え、肚で動く) ◎剣の理合いを使い技をかける(とりわけ受けは取りに常に向かっていく姿勢が肝要) ◎常に受けと取りの正中線を合わせることを意識する ◎常に「大きく大きく」動くことを意識する(宇宙をイメージして稽古する) ◎「千日の稽古を鍛(たん)とし、万日の稽古を練とす」(心身に痛みあれども歩み続ける) 【稽古日誌:119回】 ☆日付:20

 
 
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